親友の難病

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皆さんこんにちは!

 大学時代からの友人で親友の一人が7年程前から難病に冒されている。大学時代も社会人になってからも元気を絵に描いたような親友であった。人生何が起きるか分からない。

学生時代は、お互い四畳半程度のアパートで風呂無し住まいであった。当時の学生の標準的な住まいである。フォークソンググループ「南こうせつとかぐや姫」が歌った、「神田川」の世界である。

よく青春を語り、将来の夢を語り、悩みを相談しながら過ごした学生時代であった。大学を卒業してからは、彼は、日本の大手アパレルメーカーの営業職として長く勤務し、独立。私は、外資系企業と全く違った道を歩むことになったが、時々会って、仕事のことや様々なことを語り合う親友として続いている。

その親友が、6年前に難病になってしまったと聞いたときには、驚きと共に何で!という気持ちであった。

その難病は、「再発性多発軟骨炎 Relapsing Polychondritis: RP」というものである。

再発性多発軟骨炎(Relapsing Polychondritis: RP)は、耳介、鼻、喉頭気管などの軟骨に反復して炎症が生じる再発性進行性の稀な疾患である。喉頭気管の軟骨に障害を起こすと、死亡に繋がる。関節炎、眼病変、心血管病変などの合併もある。

発症する年齢は、多年齢層で見られ、多いのは40から60歳代であり、性差はないということである。現在、日本全国でこの難病の患者数は、400人から500人と推定されている。

この病気の原因は、不明であり、遺伝性はないとのことである。

この病気の症状は、炎症がおきる軟骨の部位によって異なり、耳介軟骨、鼻軟骨、眼球、皮膚では、当該部位が赤くはれ痛みを伴う。耳介および鼻軟骨炎が、長引くとその部位に変形が見られるようになる。

蝸牛・前庭障害がおきた場合には、難聴、めまい、ふらつき、吐き気などが症状として現れる。

また、気道の炎症では気道が狭くなるために、ゼイゼイ、ヒュウヒュウという呼吸音に呼吸困難が伴う。気道の炎症は、呼吸困難をおこし、最悪死に至る。

生存率は、1986年の112例の報告では、平均生存率は11年という報告である。5年生存率は、74%、10年生存率は、55%ですが、1998年には、合併症管理技術向上によって8年生存率が94%まで改善されたとの報告がある。

治療は、主に内科的治療が中心で、ステロイド剤による炎症の軽減を図ることが治療の中心的な役割である。

親友は、症状によって、週に3、4日程入院治療を受けているようである。この難病にかかってしまった親友には、うまく治療を受けながら、この先長く生きてもらいたいと切に願うばかりである。

参考ウェブサイト

難病情報センター
https://www.nanbyou.or.jp/entry/3856

大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学
http://www.imed3.med.osaka-u.ac.jp/disease/d-immu05-3.html

順天堂大学医学部付属順天堂医院
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/kogen/about/disease/kanja02_26.html

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投稿者プロフィール

市村 修一
市村 修一
【略 歴】
茨城県生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。日米欧の企業、主に外資系企業でCFO、代表取締役社長を経験し、経営全般、経営戦略策定、人事、組織開発に深く関わる。その経験を活かし、激動の時代に卓越した人財の育成、組織開発の必要性が急務と痛感し独立。「挑戦・創造・変革」をキーワードに、日本企業、外資系企業と、幅広く人財・組織開発コンサルタントとして、特に、上級管理職育成、経営戦略策定、組織開発などの分野で研修、コンサルティング、講演活動等で活躍を経て、世界の人々のこころの支援を多言語多文化で行うグローバルスタートアップとして事業展開を目指す決意をする。

【背景】
2005年11月、 約10年連れ添った最愛の妻をがんで5年間の闘病の後亡くす。
翌年、伴侶との死別自助グループ「Good Grief Network」を共同設立。個別・グループ・グリーフカウンセリングを行う。映像を使用した自助カウンセリングを取り入れる。大きな成果を残し、それぞれの死別体験者は、新たな人生を歩み出す。
長年実践研究を妻とともにしてきた「いきるとは?」「人間学」「メンタルレジリエンス」「メンタルヘルス」「グリーフケア」をさらに学際的に実践研究を推し進め、多数の素晴らしい成果が生まれてきた。私自身がグローバルビジネスの世界で様々な体験をする中で思いを強くした社会課題解決の人生を賭ける決意をする。

株式会社レジクスレイ(Resixley Incorporated)を設立、創業者兼CEO
事業成長アクセラレーター
広島県公立大学法人叡啓大学キャリアメンター

【専門領域】
・レジリエンス(精神的回復力) ・グリーフケア ・異文化理解 ・グローバル人財育成 
・東洋哲学・思想(人間学、経営哲学、経営戦略) ・組織文化・風土改革  ・人材・組織開発、キャリア開発
・イノベーション・グローバル・エコシステム形成支援

【主な論文/プレス発表】
「仕事と脳力開発-挫折また挫折そして希望へ-」(城野経済研究所)
「英語教育と脳力開発-受験直前一ヶ月前の戦略・戦術」(城野経済研究所)
「国際派就職ガイド」(三修社)
「セミナーニュース(私立幼稚園を支援する)」(日本経営教育研究所)

【主な研修実績】
・グローバルビジネスコミュニケーションスキルアップ ・リーダーシップ ・コーチング
・ファシリテーション ・ディベート ・プレゼンテーション ・問題解決
・グローバルキャリアモデル構築と実践 ・キャリア・デザインセミナー
・創造性開発 ・情報収集分析 ・プロジェクトマネジメント研修他
※上記、いずれもファシリテーション型ワークショップを基本に実施

【主なコンサルティング実績】
年次経営計画の作成。コスト削減計画作成・実施。適正在庫水準のコントロール・指導を遂行。人事総務部門では、インセンティブプログラムの開発・実施、人事評価システムの考案。リストラクチャリングの実施。サプライチェーン部門では、そのプロセス及びコスト構造の改善。ERPの導入に際しては、プロジェクトリーダーを務め、導入期限内にその導入。組織全般の企業風土・文化の改革を行う。

【主な講演実績】
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