科学と人間の発展

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皆さんこんにちは!

科学技術の発達には、本当に驚かされる。コンピュータが登場して職場や個人に使われ始めたその昔には、これほどまでにコンピュータが個々人に身近になり、ましてや、インターネットが出現し瞬時の内に世界中の人々とコミュニケーションが出来るようになろうとはどれだけの人が確信を持って予想できたであろうか。携帯電話にしても同様である。

2024年の今、AI、自動翻訳・通訳、5G、6Gなど、世界中の人々と言語の壁を乗り越えてコミュニケーションが可能な時代に突入している。

医学の世界でも、かつては不治の病といわれた様々な疾病が現在では、完治するようになってきた。一方、新たな疾病も出現し、その中には、今現在では不治の病といわれているものがある。しかしながら、人間の弛み無い努力によってやがて不治の病でなくなる日が訪れることであろう。科学技術や医学の世界では、人間の限りない努力によって驚異的な発展がなされている。

一方、私たち人間の心は、それと共に進歩発展をしているのであろうか。昨今の社会情勢をみると、家庭崩壊、無差別殺人、校内暴力等が増加の傾向にあるようである。科学技術や医学の発達は、大切なことでもあるが、人間の心の発達、あり方は、それ以上に大切なことである。温故知新。歴史に耐えた古典の中にこそ、人が人としてあるべき教えがあると信ずる。

私の座右の書の一つに「論語」がある。論語は、孔子の言行を後になって弟子たちがまとめ、編集したものである。論語は、学而第一に始まり、堯日第二十で終わる二十篇によりなる。それは、人間論、人生論、経営論、政治論、指導者論等が語られている。孔子は、紀元前552年(今からおよそ二千五百年ほど前)の古代中国春秋時代の終わり頃に魯の近郊の陬邑に生まれた。

日本に論語が伝えられたのは、西暦400年前後の頃である。論語は、その後日本及び日本人に様々な側面で影響を与えてきている。

論語は、幾千年もの歴史に耐えその教えは今もって私たちに良き導きを与える。

論語の中から一つ学んでみよう。

論語に、「子曰わく、富と貴とは、是れ人の欲する所なり。其の道を以て之を得ざれば処らざるなり。貧と賤とは、是れ人の悪む所なり。其の道を以て是を得ざれば、去らざるなり。」論語(里仁第四)がある。

解釈は、「富と地位や名誉を求めるのは、人の常である。しかし、正当な方法によって得たものでなければ、恥じて富貴の地位にいない。貧賤は、人の嫌うものあるが、それが良心的になんら恥ずべきものでなければ、それを素直に受け入れ、そこから抜け出そうとしたり、避けたりはしない。」ということである。

人は兎角、貧すれば鈍する、背に腹は代えられぬ等と、少しでも金になることをしがちである。また、より高い地位を熱望するあまり、手段を選ばずその地位を手に入れようとすることがある。いずれも、道、つまり「真の人間としてのあり方」に反する行為である。そのような手段によって手に入れた富や地位にはけして留まらないことが誠の道である。

昨今の政官財の不祥事に関わった人たちの大半は、富や地位を不正な手段で手に入れたり、その地位にしがみつこうとしている。それは、誠の道から外れた行為である。

私たち一人一人が余程心を引き締めて身を正さなければ誰にでもその可能性があるということを肝に銘ずる必要がある。

このように論語には、現代にも通じる教え、導きが様々な形でちりばめられている。是非、温故知新、歴史に耐えた書物や教えをひもといていただきたい。

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投稿者プロフィール

市村 修一
市村 修一
【略 歴】
茨城県生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。日米欧の企業、主に外資系企業でCFO、代表取締役社長を経験し、経営全般、経営戦略策定、人事、組織開発に深く関わる。その経験を活かし、激動の時代に卓越した人財の育成、組織開発の必要性が急務と痛感し独立。「挑戦・創造・変革」をキーワードに、日本企業、外資系企業と、幅広く人財・組織開発コンサルタントとして、特に、上級管理職育成、経営戦略策定、組織開発などの分野で研修、コンサルティング、講演活動等で活躍を経て、世界の人々のこころの支援を多言語多文化で行うグローバルスタートアップとして事業展開を目指す決意をする。

【背景】
2005年11月、 約10年連れ添った最愛の妻をがんで5年間の闘病の後亡くす。
翌年、伴侶との死別自助グループ「Good Grief Network」を共同設立。個別・グループ・グリーフカウンセリングを行う。映像を使用した自助カウンセリングを取り入れる。大きな成果を残し、それぞれの死別体験者は、新たな人生を歩み出す。
長年実践研究を妻とともにしてきた「いきるとは?」「人間学」「メンタルレジリエンス」「メンタルヘルス」「グリーフケア」をさらに学際的に実践研究を推し進め、多数の素晴らしい成果が生まれてきた。私自身がグローバルビジネスの世界で様々な体験をする中で思いを強くした社会課題解決の人生を賭ける決意をする。

株式会社レジクスレイ(Resixley Incorporated)を設立、創業者兼CEO
事業成長アクセラレーター
広島県公立大学法人叡啓大学キャリアメンター

【専門領域】
・レジリエンス(精神的回復力) ・グリーフケア ・異文化理解 ・グローバル人財育成 
・東洋哲学・思想(人間学、経営哲学、経営戦略) ・組織文化・風土改革  ・人材・組織開発、キャリア開発
・イノベーション・グローバル・エコシステム形成支援

【主な論文/プレス発表】
「仕事と脳力開発-挫折また挫折そして希望へ-」(城野経済研究所)
「英語教育と脳力開発-受験直前一ヶ月前の戦略・戦術」(城野経済研究所)
「国際派就職ガイド」(三修社)
「セミナーニュース(私立幼稚園を支援する)」(日本経営教育研究所)

【主な研修実績】
・グローバルビジネスコミュニケーションスキルアップ ・リーダーシップ ・コーチング
・ファシリテーション ・ディベート ・プレゼンテーション ・問題解決
・グローバルキャリアモデル構築と実践 ・キャリア・デザインセミナー
・創造性開発 ・情報収集分析 ・プロジェクトマネジメント研修他
※上記、いずれもファシリテーション型ワークショップを基本に実施

【主なコンサルティング実績】
年次経営計画の作成。コスト削減計画作成・実施。適正在庫水準のコントロール・指導を遂行。人事総務部門では、インセンティブプログラムの開発・実施、人事評価システムの考案。リストラクチャリングの実施。サプライチェーン部門では、そのプロセス及びコスト構造の改善。ERPの導入に際しては、プロジェクトリーダーを務め、導入期限内にその導入。組織全般の企業風土・文化の改革を行う。

【主な講演実績】
産業構造変革時代に求められる人材
外資系企業で働くということ
外資系企業へのアプローチ
異文化理解力
経営の志
商いは感動だ!
品質は、タダで手に入る
利益は、タダで手に入る
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古典に学ぶ経営
論語と経営
論語と人生
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など
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