生きる力~折れない心の鍛え方~ 3/6

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皆さんこんにちは!

まずは、「折れない心」を鍛えるために必要な3面について述べる。

折れない心を鍛える3面

折れない心を鍛えるには、次の3面が欠かせない。この3面を総合的に体系的に展開していくことにより折れない心が鍛えられる。体系的に展開していくやり方については、この3面を詳しく述べた後に、示して行く。

第1面・・・精神的姿勢の確立 「心」の充実

第2面・・・思考方法の整備  「思考力」の向上

第3面・・・実際知識の拡大  「知識」の拡大発展

第1面 精神的姿勢:気分や感情の状態、それに対する影響のもととなる精神的姿勢のあり方、思考の過程といった内面的なものは、折れない心を鍛えるために重要な整理の対象である。

第2面 思考方法の整備:折れない心を鍛えるには、単にメンタルケアだけではダメである。その人のメンタル、心、気分、精神姿勢は、思考方法や思考の癖に大きく影響される。

第3面 実際知識の拡大:折れない心を鍛えるには、様々な人の生き方や価値観を知ることや、様々な分野への関心を持ち知識を蓄えていくことも他の2面を強化するのに必要不可欠である。

精神的姿勢の確立~「心」の充実~

ここから、3面それぞれについて詳しく述べる。

まずもって、最も重要なのは脳の反応として、どの様な精神的姿勢を持っているかということである。

折れない心を鍛えるためには、これが最も重要である。「精神的姿勢の確立」には、下記の3大項目がある。

「精神的姿勢の確立」3大項目

1.自分で主体的にやる姿勢をつくろう↔人頼りの姿勢をやめよう

人頼りの姿勢の特徴
・やってくれない相手(周囲)が悪いのだと腹を立て、文句を言い、その上馬鹿にしながら嘆き続ける。

・結局は流されるだけで、心は不満、不快、苦痛の気分に支配され続ける。

自分で主体的にやる姿勢をつくるため
・自分が、「すでに在る条件」を使って「まだ足りない条件」を作り上げていく・・・、これが、「仕事をする」と言うことの本質である。

・「条件」(周囲の状況・環境特性)とは“使うべきもの”であり、また“つくるべきもの”である。

2.いつも進歩発展をめざす姿勢をつくろう↔現状に甘んずる姿勢をやめよう

現状に甘んずる姿勢の特徴
・難しいと感ずる気持ち

・失敗への恐れ

・自分に対する評価への恐れ

・見栄、虚栄心

・批判への恐れ

いつも進歩発展をめざす姿勢をつくるために
・人間のやる事(やれる事)は、皆大差がなく、質的には“難しい”、“やさしい”という問題にはならない。ただ、量的に時間やエネルギーのかかり方が違うというだけである。

・失敗はけしからん悪事なのではなく、“前進”として役立つよいことである。“うまくいく”とは“まずくいく”との対比で、双方とも実践的に体得していってこそ本当に正しい把握ができる。

・“現在の自分がどのように思われているか”という価値よりも、“将来の自分が実際にどのくらい進歩をとげるか”という価値観の方をより重視する。

・見栄、虚栄心は、進歩発展に対して大きなブレーキとなる。見栄を張ることによって、かえって実際の、本来の姿(水準)よりも低く見られてしまう結果となる。

・批判や反対意見は進歩の糧として使える好条件の材料なのであるから、むしろ進んで受けるくらいの気持ちを土台に持っておいた方が。批判等をプラスに活用する人と、嫌がって(恐れて)つぶそうとする人とでは、後に格段の差がでる。

他人の利益もはかる姿勢をつくろう↔自分だけよしの姿勢をやめよう

自分だけよしの姿勢の特徴
・私利私欲な行動

・自分の欠点は棚に上げて、他人の欠点ばかり気になる。

・主張・意見の衝突を避ける。

・嫌いな相手、苦手な相手を“敬遠する”姿勢

他人の利益もはかる姿勢をつくるために

・私欲は必要であり、そしてそれは誰にも平等にあるのだということ。

・欠点は誰にでも、何にでもあるのだということ。

・主張・意見(希望・考え方)は、ひとによって違うのだということ。
「意見の衝突は起こってよいのではないか」という考え方を土台に、その上で全体の方向性をしっかり形成してゆく姿勢が必要。

・嫌いな相手、やりにくい相手、自分に反対意見を持っている相手でも、大きな目的の方向に向け皆有意義にプラスに活用していけるようにしなくてはならない。

次回に続く

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投稿者プロフィール

市村 修一
市村 修一
【略 歴】
茨城県生まれ。
明治大学政治経済学部卒業。日米欧の企業、主に外資系企業でCFO、代表取締役社長を経験し、経営全般、経営戦略策定、人事、組織開発に深く関わる。その経験を活かし、激動の時代に卓越した人財の育成、組織開発の必要性が急務と痛感し独立。「挑戦・創造・変革」をキーワードに、日本企業、外資系企業と、幅広く人財・組織開発コンサルタントとして、特に、上級管理職育成、経営戦略策定、組織開発などの分野で研修、コンサルティング、講演活動等で活躍を経て、世界の人々のこころの支援を多言語多文化で行うグローバルスタートアップとして事業展開を目指す決意をする。

【背景】
2005年11月、 約10年連れ添った最愛の妻をがんで5年間の闘病の後亡くす。
翌年、伴侶との死別自助グループ「Good Grief Network」を共同設立。個別・グループ・グリーフカウンセリングを行う。映像を使用した自助カウンセリングを取り入れる。大きな成果を残し、それぞれの死別体験者は、新たな人生を歩み出す。
長年実践研究を妻とともにしてきた「いきるとは?」「人間学」「メンタルレジリエンス」「メンタルヘルス」「グリーフケア」をさらに学際的に実践研究を推し進め、多数の素晴らしい成果が生まれてきた。私自身がグローバルビジネスの世界で様々な体験をする中で思いを強くした社会課題解決の人生を賭ける決意をする。

株式会社レジクスレイ(Resixley Incorporated)を設立、創業者兼CEO
事業成長アクセラレーター
広島県公立大学法人叡啓大学キャリアメンター

【専門領域】
・レジリエンス(精神的回復力) ・グリーフケア ・異文化理解 ・グローバル人財育成 
・東洋哲学・思想(人間学、経営哲学、経営戦略) ・組織文化・風土改革  ・人材・組織開発、キャリア開発
・イノベーション・グローバル・エコシステム形成支援

【主な論文/プレス発表】
「仕事と脳力開発-挫折また挫折そして希望へ-」(城野経済研究所)
「英語教育と脳力開発-受験直前一ヶ月前の戦略・戦術」(城野経済研究所)
「国際派就職ガイド」(三修社)
「セミナーニュース(私立幼稚園を支援する)」(日本経営教育研究所)

【主な研修実績】
・グローバルビジネスコミュニケーションスキルアップ ・リーダーシップ ・コーチング
・ファシリテーション ・ディベート ・プレゼンテーション ・問題解決
・グローバルキャリアモデル構築と実践 ・キャリア・デザインセミナー
・創造性開発 ・情報収集分析 ・プロジェクトマネジメント研修他
※上記、いずれもファシリテーション型ワークショップを基本に実施

【主なコンサルティング実績】
年次経営計画の作成。コスト削減計画作成・実施。適正在庫水準のコントロール・指導を遂行。人事総務部門では、インセンティブプログラムの開発・実施、人事評価システムの考案。リストラクチャリングの実施。サプライチェーン部門では、そのプロセス及びコスト構造の改善。ERPの導入に際しては、プロジェクトリーダーを務め、導入期限内にその導入。組織全般の企業風土・文化の改革を行う。

【主な講演実績】
産業構造変革時代に求められる人材
外資系企業で働くということ
外資系企業へのアプローチ
異文化理解力
経営の志
商いは感動だ!
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など
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