皆さんこんにちは!
まずは、「折れない心」を鍛えるために必要な3面について述べる。
折れない心を鍛える3面
折れない心を鍛えるには、次の3面が欠かせない。この3面を総合的に体系的に展開していくことにより折れない心が鍛えられる。体系的に展開していくやり方については、この3面を詳しく述べた後に、示して行く。
第1面・・・精神的姿勢の確立 「心」の充実
第2面・・・思考方法の整備 「思考力」の向上
第3面・・・実際知識の拡大 「知識」の拡大発展
第1面 精神的姿勢:気分や感情の状態、それに対する影響のもととなる精神的姿勢のあり方、思考の過程といった内面的なものは、折れない心を鍛えるために重要な整理の対象である。
第2面 思考方法の整備:折れない心を鍛えるには、単にメンタルケアだけではダメである。その人のメンタル、心、気分、精神姿勢は、思考方法や思考の癖に大きく影響される。
第3面 実際知識の拡大:折れない心を鍛えるには、様々な人の生き方や価値観を知ることや、様々な分野への関心を持ち知識を蓄えていくことも他の2面を強化するのに必要不可欠である。
精神的姿勢の確立~「心」の充実~
ここから、3面それぞれについて詳しく述べる。
まずもって、最も重要なのは脳の反応として、どの様な精神的姿勢を持っているかということである。
折れない心を鍛えるためには、これが最も重要である。「精神的姿勢の確立」には、下記の3大項目がある。
「精神的姿勢の確立」3大項目
1.自分で主体的にやる姿勢をつくろう↔人頼りの姿勢をやめよう
人頼りの姿勢の特徴
・やってくれない相手(周囲)が悪いのだと腹を立て、文句を言い、その上馬鹿にしながら嘆き続ける。
・結局は流されるだけで、心は不満、不快、苦痛の気分に支配され続ける。
自分で主体的にやる姿勢をつくるために
・自分が、「すでに在る条件」を使って「まだ足りない条件」を作り上げていく・・・、これが、「仕事をする」と言うことの本質である。
・「条件」(周囲の状況・環境特性)とは“使うべきもの”であり、また“つくるべきもの”である。
2.いつも進歩発展をめざす姿勢をつくろう↔現状に甘んずる姿勢をやめよう
現状に甘んずる姿勢の特徴
・難しいと感ずる気持ち
・失敗への恐れ
・自分に対する評価への恐れ
・見栄、虚栄心
・批判への恐れ
いつも進歩発展をめざす姿勢をつくるために
・人間のやる事(やれる事)は、皆大差がなく、質的には“難しい”、“やさしい”という問題にはならない。ただ、量的に時間やエネルギーのかかり方が違うというだけである。
・失敗はけしからん悪事なのではなく、“前進”として役立つよいことである。“うまくいく”とは“まずくいく”との対比で、双方とも実践的に体得していってこそ本当に正しい把握ができる。
・“現在の自分がどのように思われているか”という価値よりも、“将来の自分が実際にどのくらい進歩をとげるか”という価値観の方をより重視する。
・見栄、虚栄心は、進歩発展に対して大きなブレーキとなる。見栄を張ることによって、かえって実際の、本来の姿(水準)よりも低く見られてしまう結果となる。
・批判や反対意見は進歩の糧として使える好条件の材料なのであるから、むしろ進んで受けるくらいの気持ちを土台に持っておいた方が。批判等をプラスに活用する人と、嫌がって(恐れて)つぶそうとする人とでは、後に格段の差がでる。
他人の利益もはかる姿勢をつくろう↔自分だけよしの姿勢をやめよう
自分だけよしの姿勢の特徴
・私利私欲な行動
・自分の欠点は棚に上げて、他人の欠点ばかり気になる。
・主張・意見の衝突を避ける。
・嫌いな相手、苦手な相手を“敬遠する”姿勢
他人の利益もはかる姿勢をつくるために
・私欲は必要であり、そしてそれは誰にも平等にあるのだということ。
・欠点は誰にでも、何にでもあるのだということ。
・主張・意見(希望・考え方)は、ひとによって違うのだということ。
「意見の衝突は起こってよいのではないか」という考え方を土台に、その上で全体の方向性をしっかり形成してゆく姿勢が必要。
・嫌いな相手、やりにくい相手、自分に反対意見を持っている相手でも、大きな目的の方向に向け皆有意義にプラスに活用していけるようにしなくてはならない。
次回に続く