皆さんこんにちは!
We must learn to love change. Because that is the only thing that is certain.
私たちは変化を愛することを学ばなければならない。なぜなら、それだけが確かなことだから。
アンソニー・ロビンズ(Anthony Robbins、アメリカの自己啓発書作家、講演家)
サミュエル・スマイルズの著書に『自助論』がある。1859年発行のサミュエル・スマイルズ著の成功伝集である。原題は『Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct』である。
序文にある「天は自ら助くる者を助く」という言葉は大変有名である。独立自尊の精神を広めた、古典的名著でもある。アダム・スミスやニュートン、シェークスピア、ミケランジェロ、コロンブス、ガリレオ・ガリレイ、などさまざまな分野で活躍した有名、無名の人々のエピソードや言葉を引用しながら、「自助」の精神の重要性を訴えている。
『自助論』サミュエル・スマイルズ著(竹内均訳、三笠書房)からその一部を引用してみよう。
「最良の教育とは、人が自分自身に与える教育である」ウォルター・スコットはこう語ったが、学問や芸術の分野で偉業を成した人間には、確かにこの言葉が当てはまる。
学校教育は、真の教育のほんの手始めにすぎず、精神を鍛え勉強の習慣をつけるという意味でのみ価値がある。他人から押しつけられた教育は、自分で熱心に努力して得たものほど身につかない。
自らの汗と涙で勝ち取った知識だけが、完全に自分の所有物となるのだ。自分自身が勉強すれば、その内容についての印象はいつまでも鮮明に残る。人から与えられた不十分な情報とは違って脳裏にはっきりと刻みこまれる。
このような自己修養は、同時に学問への情熱を呼び起こし、それを強める。一つの問題を解けば、それが次の問題を征服する励みとなり、知識はしだいに実際の用を足すものに変わる。」
自分自身を振り返ってみるに、自分で苦労し、時には投げ出そうとしたもので最後までやり通したことはしっかりと身についている。自ら能動的に学んでこそ真の生きた知識、力となるということである。
外資系企業のエグゼクティブとして通用する英語力を持てるようになったのも自分で苦労したからこそだと思う。英語学習は、公立中学に入学して初めて学び、1年生の終わり頃には、英語嫌いになった。
中学2年生も数ヶ月経ったある日に何気ないきっかけで(NHKテレビの英語会話番組)、再度興味を持ち英語の教科書の音読を始めた。それからは、手当たり次第に勉強した。
英会話学校には一度も通わず、父に買ってもらった英語教材(カセットテープ付)をテキストがぼろぼろになるまで、カセットテープはテープがすり切れるまで使い切った。
また、NHKの英語会話番組(初級、中級)は、徹底的に予復習をして観ていた。特に、中級の番組は、國弘正雄氏(文化人類学者、同時通訳者、故人)が講師を務められていて「トークショー」という名のもと、世界各国の著名人とのインタビューがありグローバル社会へ目を向けるきっかけにもなった。また、高度な英語力を身につけることにもなった。
その後も、英会話学校などには通わず、ある意味独学で英語力を身につけてきた。
その他、ビジネスで必要な様々な知識や思考方法、プレゼンなど自ら苦労したものは生きたスキルとして役立っている。